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新刊
「民話で知る韓国」
ちょん・ひょんしる著
NHK出版 生活人新書 777円(税込)

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 著書の紹介


韓国ドラマや映画の物語の背景には”民話”があった。
日韓の文化の違いや共通点が浮き彫りに!
(本書帯より)

古くから伝えられてきた民話には、その土地に住む人々の生活や習慣が脈々と息づいている。
また民話は、私たちの祖先の生活や願いが組み込まれた民族の伝統の宝庫であり、かえがえのない古典なのだ。収載されている民話28編。

目次
・1章:トッケビはいたずらが大好き
・2章:人間になれなかったホランイ
・3章:生き物たちの教え
・4章:民話のなかの家族、恋人たち


食事どきや寝る前、毎晩のように祖父母からいろいろな話を聞いた。
冬の寒い日、祖父の部屋でファロ(火ばち)を囲んで座り、話をせがんだものだ。それが、中学生になるまでの私の日課だった。1970年代に入っても、祖父母の家にはテレビもラジオもなかった。水道も電気もなく、月明かりのない夜はまっ暗闇だった。そういう辺鄙な土地だから、ゆたかな民話の世界がとぎれないで続いたのだろう。(著者 まえがきより)

   
   書評
 


毎日新聞「韓流の背景浮き彫りに」 2006.5.19

福島民友「友好のきっかけに」 2006.4.20

秋田さきがけ新聞「日韓の違い浮き彫りに」 2006.4.16

・「国民性映した民話を比較紹介」S新聞 2006.4

核家族化した現代では、子供はもはや民話を祖父母からじかに聞くということはなくなっているのだろう。しかし、民話は昔の人々の考えや知恵、教訓、そして、家族間における心のぬくもりを感じさせるものだった。
  冬の夜などに家族が集まって民話を語る風景もかつては日本各地で存在したのである。それは日本だけではなく、世界各国でも同じだった。しかし、民話は各国によって、それぞれ土地柄や民族性を映して違いがある。民話によって、その民族性をも知ることができるのだ。
  本書は、韓国の民話を豊富に紹介しながら、そこに表れる韓国の民族性と日本の民話との共通性や違いなどを記したもの。
  著者は韓国から日本に嫁に来た女性で、韓半島の南部のナモン出身。田舎に住んでいたので、祖父母や近所のおじいさんなどから民話を聞いて育ったという。
  日本での生活も長く、現在は九歳の子供に民話を語り聞かせながら子育てをしている最中で、しかも、東北地方に在住し、地元の民話の会にも所属しているなど日韓民話文化に精通している。それだけに話の合間に挿入された解説や日韓比較も楽しい。
  収録されている民話は二十八話。どれもこれも、短い中に味わいがあるものばかり。日本と共通する民話もあり、それは両国の文化や習俗、民族性の違いを浮き彫りにしていて、それはそれで参考になる。  著者は韓国のお化けのトッケビは、日本のカッパに似ていると指摘している。
  そのあたりも興味深いが、同じような民話でも、少しずつ違う日韓の民話の比較も面白い。
  例えば、日本の「こぶとりじいさん」はおじいさんがこぶを鬼に取ってもらうだけだが、韓国の「ホップリ・ヨンガム」ではコブを取ってもらうと同時に金銀の宝をもらう。そのあたりが微妙に違っているという。
  また、韓国民話ではウンチの話が少なくないなど、国民性を表した民話の世界は、非常に興味深いものがある。

福島民報「日韓の違い、共通点描く」2006.4.9

・朝日新聞
流行の韓流ドラマをほうふつさせる、相思を貫いた貴族階級の青年とキーセンの娘の恋物語「春香伝」など、韓国の人々が愛し語り継いできた28編を邦訳、紹介。固有の風土・暮らしが生んだそれらが教える日韓文化の相違と共通点が面白い。

ピコタウン今月のおすすめ 2006.5

   
   読者の感想
 


●小2の娘に読み聞かせ

小学2年の娘とのスキンシップに、 毎晩この本の民話1~2本ずつを読み聞かせしています。娘はトッケビの御話が大好きで、以前トッケビ公演をみているせいか、同じ話を何度も読ませられました。逆にホランイの御話は恐ろしすぎるようで、1度で終わってしまいました。最後のチュニャン伝の話は娘の名前が春香なので、いろいろ解説しながら読みましたが、これだけはまだ理解するには難しかったようです。
本を通して感じたのは、勧善懲悪の倫理観が日本の昔話ととても似ていると思ったと同時に、日本の昔話をもっと積極的に読んであげなくてはいけないなと思いました。昔は両親に昔話をしてもらっていたのに、今娘に話そうとすると、なんとすっかり忘れてしまっているのです。「他国のことを知ることは自国を振り返ること」なんですね。

ペ・ヨンジュンさんの公式サイト掲示板に、この本のことが
(H)

ヨン様の公式HPに「民話で知る韓国」と思われる感想が載っていました。

~☆トッケビのカムトゥーかぶったの?ヨンジュンさん~

トッケビのカムトゥー?何のことって思われた方 あー知ってる!という方、声が聞こえてきそうですが 最近韓国の民話を読み始めました。
「イエンナル、イエンナレ」 (むかし、むかし)で始まるお話、けっこう面白いのです。 その民話の中によく出てくるトッケビという妖怪 日本でいえば河童のようなものだそうです。 いたずら好きで悪さをするトッケビ、どこか憎めない 妖怪 このトッケビがいたずらをするときかぶる透明人間 になるかぶりもののことを、カムトゥーというそうです。
昨年暮れに日本に長期滞在していたヨンジュンさん もしかしてトッケビのカムトゥーかぶっていらした? 本来カムトゥーは良いことをするときかぶると、 子供たちは教わるそうですが。。。 ヨンジュンさんをはじめ韓国の俳優さんはよく 病気の方や困っている方に何かしようと手を差し伸べ ます。ヨンジュンさんもいろいろ寄付などされましたね。 ヨンジュンさんはきっとこのトッケビのカムトゥー かぶられているのかもしれないですが、情報早ーい マス○ミに剥ぎ取られちゃうのかな。。
もうひとつ、面白いお話で「親孝行のホランイ」というのが あります。ホランイとは虎のことだそうです。 ある日きこりが山でホランイにでぐわしました。 助かりたいために自分はホランイの弟だと嘘をつきます。 お母さんが山でホランイを見失ったと。。 お母さんがいることを知ったホランイはおお喜び が、お母さんはある日死んでしまいます。 悲しみに暮れて過ごしていたきこりが山でホランイ の子供とでぐわします。 ホランイの子供はみな、しっぽに白いリボンをつけて いました。きこりが何故かとたずねると「私たちのお婆様が 死んだので喪に服しています。」といったそうせす。
心が温かくなるお話ですが、たしか「四月の雪」の なかでソヨンがギョンホの葬儀とそのあとも白い リボンを髪にさしていましたね。韓国では白は喪服 の色で葬儀と喪に服する期間この白いリボンを つけるのだそうです。 韓国をいろいろ知りたいということで、何から入ろう と、考えたすえこんな民話から入ってゆくのも面白い かなあーと、日本と韓国の違いを民話から知ってゆく のも良いかと。。。 全てはヨンジュンさんのおかげです。 ありがとうぺヨンジュンさん^^☆


●日本人も本来は食器を叩いて歌っていた
(兵庫県・男性)

私は兵庫県に住んでいる64歳の男性です。韓国の1920年から1940年 ころの文学(小説)に興味があり、現在は大阪外国語大学に通学しながら作品 の翻訳をしています。 「民話で知る韓国」は、私にとってとても有用な本です。韓国の民俗を知るこ とは、文学作品の翻訳にも役に立ちます。
ただ、一箇所疑問点があります。24ページの「パンマンイを打ち鳴らす」の 中で、 「韓国人は箸を叩きながらリズムをつくって歌うんですね」と言って、日本人 が驚いたという文章がありますね。 これを読んで、日本人である私は、さらに驚きました。何故かといえば、居酒 屋でテーブルや食器を叩いて歌いながら酒を飲むのは、日本ではごくありふれ た普通のことだったからです。 私は青年時代は神戸市で過しましたが、仲間が集まって飲むときは、皆で箸を 叩いて歌いながら楽しみました。 日本の歌謡曲にも、そういう内容の歌詞があります。 私が思うには、今の日本は(韓国もそうですが)社会の変化が激しくて、本来 の日本人の姿が消滅しつつあります。非常に寂しく悲しいことです。


●複数のブログで、「民話で知る韓国」の感想が(I)

1)http://tokuyama.dyndns.org/~tok/mt/archives/2006/04/11/nhk_5.php

2)韓国の民話にはうんちの出てくる話が多い
著者は子ども時代に全羅道の祖父母からたくさんの民話を聞いて育ったという幸運な人。その聞き覚えた民話を日本語で再現しつつ、韓国の暮らしについて、民話や風習の相似と相違について語る。韓国の民話にはうんちの出てくる話が多い。そして、韓国の映画やドラマには便や便所に関するシーンが多い。映画『大統領の理髪師』ではストーリー展開上、トイレシーンはかなり重要だ。私は見ていないけど、映画『ラブストーリー』では検便のシーンがあり、ドラマ『私の名はキム・サムスン』、『プラハの恋人』では、主人公がトイレを使用中のシーンがあるそうだ。『春が来れば』でも主人公がトイレでズボンを降ろして便座に座っているシーンがあった。また、韓国にはうんち(トン)にちなんだ表現が多い。マルトン(馬糞)が転げても笑う年頃(日本なら箸が転げてもというところだが)。トンチャ(うんち車)が詰まっている=婚期を逸した姉がいる(こりゃまた、ずいぶんな言い方)。トンぺ(うんちのおなか、下腹)が出ている(わかるけど、ねえ)。さらに、かつて田舎にはトンケ、うんちを食べさせる犬がいた。幼い子どもに庭先でうんちをさせると、犬がそれを食べ、幼い子どものお尻をなめる。そうかあ、トンケの本当の意味はこれだったんだ。以前見た映画『トンケの蒼い空』では、トンケは野良犬と訳されていたけど、ごんふくさんに字義通りに訳すと「糞犬」という意味だと教わった。野良犬じゃないですね、この場合。飼い犬が糞犬なのですね。そして、用が済んだ後のお尻をなめるというところで思い出すのは多和田葉子の『犬婿入り』。あのお話自体もどこかの民話を下敷きにしていて、たしか南の方の島(奄美諸島のどこか)の話だと思っていたのだけれど、日本にもトンケの習慣があったということでしょうかねえ。

3)隣国の文学や歴史に関する一般図書が少ないなか
韓国朝鮮語教育の事業に関るようになって10年、 常々感じていることの1つは隣国の文学や歴史に関する一般向けの図書が少ないことです。 「韓流」「嫌韓流」がジャーナリスティックに注目されるのも、 隣国に対する基礎知識が貧困なことと無関係ではないでしょう。 東アジアという地域の中で一緒に扱われることが多い「中国」に関する文学や歴史書が豊富なのと比べるとき、 「朝鮮」に関する日本人全般の知識の貧困さは嘆かわしいほどです。 こんなふうに考えるのは、僕の「ひがみ」でしょうか。 こんな「ひがみ」を少し解消してくれる本が、来週初めに全国の書店に並んます。 28篇の民話にまつわる話をエッセイふうにまとめた新書です。20点あまりのイラストも、気に入りました。

4)歌舞飲食の伝統は今も続いている
日韓の民話比較・心の在り方の違いが面白い良書 ポップリ・ヨンガムというこぶとり爺さんに似た話。 ところが、こぶとり爺さんでは鬼が踊るが、 ポップリ・ヨンガムではお爺さんが歌う。 そして、こぶが取れるだけでなく、金銀までもらって帰ってしまう。 陽気だね。 中国の魏書には朝鮮の人はよく歌舞飲食すとある。 ずっと昔からそうなのだ。 SBSソウル放送の、真実ゲームというテレビを毎週見ている。 驚くべきことは、出てくる一般人。 老若男女全員が、歌いまくり踊りまくるのだ。 歌舞飲食の伝統は今も続いている。

5)民話は民族の心の記録 
民話は民族の心の記録という一面がある。素朴な話の中に民族の価値観、人生観、世界観が反映されている。本書を読んでもやはりその感を得た。
また、民話は民族間に相互関係があるようで日本の民話とよく似たものもあることがわかった。筆者も述べているが韓国の民話を儒教の枠組みで捉えるのは短絡であろう。もっと根源的な民族性があらわれたものであろう。
鬼によく似たトッケビは異界をどのようにとらえていたのかを物語る。またホランイ(虎)が出てくる民話が多いのが韓国の特徴だ。彼の国にとっては虎は身近な動物だったらしく、恐怖の対象にもなっている。ただ、単なる猛獣ではなく、人間との交流も語られる。
そのほかウサギ・カササギ・タニシ・カエルなど様々な異類の民話が紹介され、日本のそれとの比較が想起できるようになっている。
また、兄弟姉妹の情愛や確執をテーマにした民話やチュニャン伝のようなシンデレラ型の民話も豊かであり、それらが韓国のドラマの基層に流れていることがよく分かった。
これまで日刊の文化比較に関する新書の類をいくつか読んできたが、本書は韓国人の精神の深層をうかがう材となるものであると思う。


●韓国の民話について何も知らなかった

先週買い、昨日から読み始めました。まだトッケビのあたりですが面白いです。韓国は隣国なのに、韓国の民話については何も知らないなと思いました。 (東京/高校教師 Sさん)


●民話からの教えが見直しされている

民話に含まれる、勧善懲悪などの教え 昔(???自分のこどものころを昔というにはまだ抵抗がありますが)は、当然のように親やおじいちゃん・おばあちゃんに話してもらっていたんですね。 改めて気づきました。
私は、 民話を聞いたという記憶は余りありませんが、 よく民話の本を母親に読んでもらったのを覚えています。 (ちなみに、たまには父親も読んでくれましたがうまくなかったことも記憶にあります) 今、読み聞かせというのが、福島でもブームになってきていますが、 これも民話に含まれる様々な教えに対する 見直しがなされているのかなとも思いました。 それにしてもシンデレラと似た話が韓国にあるとは・・・ 驚きです。
ちなみに、私は最近も韓国映画を見続けています。 チョン・ジヒョンの最新映画もまもなく公開ですしね。 最近見た中では、『マラソン』はよかったです。(NHK福島放送局/Aさん)